部活動について徒然なるままに〜part1〜

部活動に対してのアクション
最近は少しニュースで取り上げられることも減ってきたが
今も教育現場の課題として残る部活動。

この問題をどうにかしようと、各学校だけでなく行政も苦闘している。学校の外部から人を集め、外部コーチを活用するという手段が最も多いように思う。
僕がいる岡山も外部コーチの活用に乗り出している。
昨年よりも予算を増やし外部コーチの人数を増やそうとしている。
去年は予算ほぼマックスを使いきるほど外部コーチがいたらしい。
岡山の外部コーチに現在登録制度はない。(他の都道府県はどうなのだろう。)
今は主に、先生の知り合いや、地域クラブで指導をしている人などにお願いして成り立っているんだとか。(やっぱりツテって大事)
あまりこうした制度の情報は流れていないが、予算を使い切るほどに活用がされるということは、ニーズはあるんだろうと思う。

 

何を意味しての「外部化」なのか。
今は部活動に対して「外部化」という声が多い。
この「外部化」はどういう外部化なんだろうと少し思う。
欧米のように①民間の地域クラブに移行せよ。ということなのか。

はたまた、今行われつつあるような②「外部との連携」のことなのか。

大勢の人が外部化を叫ぶがそれは一体どっちなのだろう。
①ならば、それを行えるような大きなクラブ。もしくは、多くのクラブが必要だが、それは一体誰が、どのように運営するのだろう。という疑問が浮かぶ。
②ならば、先生/コーチ、教育/指導といった二面性が必ず出てくる。
そうした側面に対して、答えは出ずともある程度の共通認識を持つ必要がある。


「部活動って何?」というそもそもの問い

部活動は戦前からあったものの、現在のような多様な種目、特に現在多くの学校で実践されるスポーツが取り入れられたのは戦後のこと。それまでは体操が多かったんだとか。
高等学校(現在の大学)からスポーツ部活動は生まれた。
遊びから生まれ、それをplayする者たちによってルールが改善される。そして、自分たちが作るルールによって拘束され、その中でさらに楽しさを見出しplayする。

スポーツのこうした側面は軍国主義から民主主義へと変わる日本の地盤を作るのに役立った。まさに、「遊びは文化より古い」(byホモ・ルーデンス)のであった。

772夜『ホモ・ルーデンス』ヨハン・ホイジンガ|松岡正剛の千夜千冊


そうして始まった部活動は現在、学校教育の一環として位置づけられる。
そして部活動の目的は、子供たちの自主性を育てることにあるとされる。

地域クラブと部活動は「主とする目的」において若干の相違があるかもしれないが
「目的の達成」に関しては、地域クラブでも十分可能ではないだろうかと思う。